UberEATS（ウーバーイーツ）の確定申告
横浜 決算・申告駆け込みセンターです。今回はUberEATS(ウーバーイーツ)の確定申告についてお伝えします。
会社によっては従業員の副業が解禁されるなど、サラリーマンであっても、会社の給与所得以外にも収入を得る機会が増えております。サラリーマンの方が、副業の一つとしてUberEATS（ウーバーイーツ）で収入を得た場合、確定申告をどのように行うかについてお伝えします。
目次
UberEATS(ウーバーイーツ) 確定申告の必要性
サラリーマンの方が副業としてUberEATS(ウーバーイーツ)で所得を獲得した場合、所得税においてどの所得に該当し、いくら以上の所得で確定申告が必要になるかを検討してみます。
UberEATS(ウーバーイーツ) どの所得に該当するか
副業での所得が所得税において、どの所得区分になるかは、
・不動産所得…アパート・マンションなどの賃借での所得
・給与所得…アルバイトでの所得
・上場株式等に係る譲渡所得…上場株式の売買による所得
・先物取引に係る雑所得等…外国為替証拠金取引（FX）による所得
というように、所得の性質に応じて所得区分が分類されます。UberEATS(ウーバーイーツ)に関しては、雇用契約に基づき給与所得を得ている訳ではなく、業務を委託する関係で所得を得ているので雑所得に該当すると考えられます。
雑所得での確定申告
年末調整をしているサラリーマン（給与所得者）で、雑所得に関して確定申告が必要になるのは、20万円超の所得がある場合になります。UberEATS(ウーバーイーツ)からの収入から必要経費を差し引いて20万円超になる場合は、確定申告が必要になります。
なお、20万円以下の雑所得であっても、医療費控除、住宅ローン控除の初年度で確定申告が必要な場合は、20万円以下の雑所得を申告する必要があります。
また、住民税に関しては、給与所得者で20万円以下の雑所得であっても申告を行う必要があります。
UberEATS(ウーバーイーツ) 事業所得か雑所得か
サラリーマンの方の副業での所得が、事業所得として認められるかどうかも、良く問合せを受ける項目の一つです。
事業所得のメリット
事業所得でのメリットとしては、
・事業所得が赤字の場合、他の所得（給与所得等）と損益通算できる。
・青色申告として65万円の控除を受けることができる
などがあげられます。
事業所得の要件
上記のように、事業所得にはメリットがありますが、事業所得として認められるには、
・継続性・反復性の有無
・営利性・有償性の有無
・相当な時間や労力を費やしているか
・職業として認知されているかどうか
といった観点が必要になります。UberEATS(ウーバーイーツ) での副業が事業所得として認められるには、慎重に判断する必要があります。
UberEATS(ウーバーイーツ) 必要経費
UberEATS(ウーバーイーツ)で収入を得るために必要な経費としては、
・自転車、原動機付自転車（いわゆる原付）の購入費用
・ガソリン代
・通信費
などが考えられます。上記費用については、私的な利用も考えられますので、利用割合に基づいて費用計上した方がよいでしょう。
まとめ
今回はUberEATS(ウーバーイーツ)の確定申告についてまとめました。横浜 決算・申告駆け込みセンターでは、確定申告のサポートを行っております。お気軽にお問い合わせください。
