法人一期目 税理士なし【初めての決算・申告を自力では無理】

税理士の鈴木泰浩です。

会社設立して法人一期目の決算に関して、税理士にお願いすることなく法人税申告を行おうとするする方もいます。

結論から言うと、法人税申告に関して知識を持たない方が、自力で対応するのは厳しいです。

時間を掛ければ、何とか対応できるかもしれませんが、自らの時間単価を考えればあまりおススメはできません。

初めて法人税申告を行おうとしたものの、税理士の力を借りずに自分で法人税申告を行うのは厳しいと判断されて、弊事務所にご相談される方もいらっしゃいます。

法人税申告を税理士にお願いしない理由

会社を設立したものの、税理士にお願いしない主な理由としては、以下の3点があげられます。

個人事業主時代と同様、独力で対応できると思った

所得税の確定申告は自分で行ってきた人もいます。

実際問題、個人の確定申告に関しては、複雑な取引をしていない限り、税理士にお願いしなくても対応できるかと思います。

しかしながら、法人税申告は所得税の確定申告よりも作成する必要がある書類(別表)の数が増加します。

初めて法人税申告を行おうとすると、申告書を理解するだけでも途方に暮れると思います。

初年度は赤字のため申告が必要ないと思った

会社設立初年度は色々とコストが発生するので、法人が赤字になる場合もあります。

誤解されている方もいるのですが、赤字決算であっても法人税申告を行う必要があります。

期限内に申告を行わないと、青色申告が取り消されるなどのデメリットがあるため注意する必要があります。

税理士(専門家)の知り合いがいない

会社経営者の方は忙しく、経理などのバックオフィス業務はどうしても後回しになりがちです。

誰かにお願いしなくてはいけないと分かりつつも、周りに相談できる専門家がいないがために、時間だけが過ぎていってしまうパターンです。

税理士との付き合い方

税理士と付き合うには大きく2つのパターンがあげられます。

年1回決算・申告だけを税理士にお願いする

売上規模がそこまで大きくなく、コストもできるだけ抑えたい会社におススメです。デメリットとしては、期中の会計処理がどうしても後回しになるため、利益が出てきた場合の節税対策ができないことや、効果的なアドバイスを期中に税理士から聞くことができない点があげられます。

顧問契約を結び期中も税理士にアドバイスをもらう

期末だけでなく、期中から正しい会計処理を行うために税理士からアドバイスをもらいたい方におススメです。

また、顧問契約のサービスにもよりますが、税理士・公認会計士から、会社を成長させるために、節税提案、資金繰り・資金調達のアドバイスを受けることも可能です。

初めて税理士を利用する場合 おすすめパターン

今まで税理士と関わることがなかった場合のおすすめパターンとしては、決算・申告を一度税理士にお願いしてみる。

そして、そのサービスに満足して、専門家として安心できると判断できたのであれば、顧問契約を結び期中にもアドバイスをもらうというパターンです。

税理士を選択するポイントとしては、コスト面もありますが、税理士との相性もあります。

顧問契約は、年単位の長期的なお付き合いになることが多いです。

初めて税理士を利用する際には、まずは決算・申告だけのサービスを受けてみて税理士との相性を判断するのも有効な方法だと思います。

東京千代田区麹町・半蔵門の税理士がサポート

決算・申告駆け込みセンターでは、会社設立して初めて法人税申告を行う経営者をサポートしております。

法人一期目で決算・申告をどうすればよいかお悩みのところ、サポートさせていただいた事例が多数ございます。

その後、サービスにご満足いただき、顧問契約を結ばさせていただくケースも多いです。

法人一期目で、初年度の決算・申告でお悩みの会社様は、お気軽にお問い合わせください。

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