【初年度決算】税理士に初めて依頼する方へ いつまでに契約
税理士の鈴木泰浩です。
開業初年度、会社を設立しての1年目は、やることが多く、経理関係のバックオフィス業務がどうしても後回しになる傾向があると思います。
・決算日付近であるにも関わらず記帳を行えていない
・決算日が過ぎて、申告期限が近付いているのも関わらず申告の準備が出来ていない
というようなお悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
今回は、いつまでに税理士に依頼すれば間に合うのか、税理士を選ぶポイントについてお伝えしたいと思います。
税理士にいつまでに依頼すれば間に合うか
年一回の決算で決算・申告だけを依頼する場合であっても、余裕を持って依頼することをおススメします。
依頼をお受けできるかは、会社の規模・業種・取引量・資料の保管状況によると思います。取引量が多く、必要な資料がまとまっていない(保管されていない)状況ですと、申告期限1か月前であっても、税理士が断るケースもあると思います。
逆に取引量が少なく、資料もまとまっているのであれば申告期限2週間前でも税理士として対応可能かもしれません。
また、税理士が抱えている仕事量、繁忙期であるかどうかも、依頼を受けられるかどうかに影響します。
税理士業界では、12月~3月が繁忙期になります。
特に確定申告時期の2月~3月中旬までが、最も忙しい時期になります。
例えば、2月末が申告期限の法人税申告を2月中旬に依頼しても、繁忙期であることを理由に断られる可能性はあります。
税理士をどうやって選ぶか
税理士との契約形態
上記の通り、税理士に依頼するのは余裕を持って依頼するのがベストです。
税理士を選ぶポイントとして
・年1決算として決算・申告だけを依頼するパターン
・顧問契約として期中から税理士に関与してもらうパターン
の2つのパターンがあります。
詳細については、年一決算のスポット契約についてのこちらの記事をご参照ください。
【月次顧問契約なし】年一決算で税理士とスポット契約【法人税申告・決算書作成】
税理士を選ぶポイント
税理士を選ぶ際には、以下の項目をチェックポイントして検討されてはいかがでしょうか。
①税理士との相性
…実際に話をしてみて、信頼できる人なのかどうか、話が合うのかどうかが分かると思います。
②税理士がどこまで関与するか
…会計事務所によっては、無資格者に業務を丸投げして税理士が積極的に関与しない事務所もありますので注意が必要です。
③年齢
…一般的にあまりに年齢が離れすぎているとITリテラシーで乖離が生じて、コミュニケーションに齟齬を来たす恐れがあります。
④業種、ビジネスに対する理解
…税理士によっても得意にしている業種があります。業界に対する知識も重要ですが、税理士の姿勢として、お客様のビジネスを理解しようとする姿勢が何よりも重要だと思います。
⑤価格
…値段相応のサービスとなっているか、低価格の場合は十分なサービスが受けられるのか(オプションで追加料金を請求されないか)注意する必要があります。
決算・申告駆け込みセンターにお問合せください
今回は、初めて税理士に依頼する場合の注意点についてお伝えしました。
税理士に依頼するのが初めての場合、勝手が分からず不安になることも多いと思います。
まずは税理士と話をしてみて、課題・悩みをお伝えした上で、真摯に対応してもらえるかを判断してはいかがでしょうか。
税理に初めて依頼する方は、弊事務所にも是非お問合せください。